滋賀県東近江市のスポーツターフ・造園・外構工事株式会社武藤造園

ブログ

2024年03月

外構修繕工事を承りました

Y大工様より、市内にお住いのМ様宅のお庭を改修してほしいとの、ご依頼をいただきました。

大きなお屋敷の2棟続きの立派な家屋とお庭、道路側は長い塀に囲まれたお家で、先代様が丹精込めて庭造りをされた立派なお庭の一部を改修したいとのこと、現代の生活に合った駐車場スペースやサービスヤード(余暇利用地)利用、道路側の塀の改修などです。

車の駐車場が広く確保でき、目隠しとして利用されてきた板塀の塀と生け垣の塀を取り除き、広々とした場所にしたいとの要望で、工事担当と相談し、立派なお庭は門より奥部分を今までのお庭として残し、塀については現代風の物(目隠しフェンスなど)を新設し、開放的な利便性の良いお住いの提案をさせていただきました。

着工後の工事の様子は、安全祈願後に現状の解体、撤去、排水の設置、水道の移設、基礎地盤の改修、仕上げの様子など写真をご覧ください。

 


工事着工前の安全祈願

 

着工前

 


着工前

 


既存の庭木撤去

 


重機での撤去(樹木お庭石)

 


残土鋤取り作業状況

 


排水、上水道パイプの修繕

 


道路側に塀作りの基礎工事

 


基礎砕石を入れ

 


ブロック積で塀のマスを作り

 


基礎地盤に仕上げ用の砕石を入れ

 


転圧ローラーで仕上げ作業

 


着工後の様子

 


着工後の様子(玄関から)

 


サービスヤードの現状

 


防草ーシートで仕上げ

 


外柵仕上げ(道路側より)

 


外柵門より左側

 

工事で苦労した点は、既存の庭石の撤去時での大型クレーン車(ラフター)の利用、基礎地盤の改修などがありましたが、庭石を運び出すのにクレーン車が有効に利用できたことと、冬時期の作業としては悪天候での地盤改修の問題点(排水、勾配)などをにクリアできたので、懸念したよりも順調に進みました。
引き渡し後には安全作業ができ、お客様に喜んでいただけたので良かったです。

お庭生垣工事をご用命頂きました

ホームページをご覧頂きましてありがとうございます。
個人様宅の造園工事(生垣)をご用命頂き、その一部を紹介します。
今回紹介の生垣改修工事は、お庭築造当初より植栽されてきた生垣(カイズカイブキ)が経年と共に大きく成長して
毎年の剪定作業では景観と生垣本来の役割(目隠しなど)維持が難しくなってきたのを機会に、竹垣と生垣(ラカンマキ)植栽実施のお話を頂きました。
施工状況をご覧ください。

①施工前

②お清め (長年お客様の生活を守ってきた生垣に感謝です。工事が立派に安全施工できますようお塩・お酒でお願いして工事に着手します)

③除根作業(旧樹木の除根・客土の入替作業です)

④目隠し防護ネット設置(道路からの目隠しネット設置です)

⑤竹垣設置

⑥完了

竹垣施工は、生垣が立派に成長する迄の美観、植栽樹木の支えとしての役割を果たしてくれます。
客土と土壌改良材、肥料を混合し早く成長してくれることを願って丁寧に植え込みました。
この生垣が3年程すると大きく成長してくれ、外からの景観、お家からの眺めを再び盛り上げてくれると願うばかりです。

ご覧の皆様、どうかお庭の事・外回りの事なら何でもお任せください。

ドラゴンカヌーフェスティバル全員で頑張りました

皆さんいつも弊社のホームページを開いて頂きましてありがとうございます。
4年振りの東近江市ドラゴンカヌーヤングフェスティバルが市内の伊庭内湖を会場に企業、青年団など多数のチーム参加の中盛大に実施されました。
当日はあいにくの天気でしたが弊社の有志も20代から50代の構成で参加しました。
集合から競技準備、スタート前の様子、カヌーの疾走、表彰式など写真で紹介しながら普段からの我が社の力強さとチームワークを見てください。
          写真1:大会会場は広大な能登川水車芝生広場が発着地です。              写真2:武藤造園チームは剛力者揃いです。             写真3:チームリーダーの森野船長の出番です。             写真4:さあフニッシュがんばれ!がんばれ!              写真5: 表彰式見事堂々5位入賞です!               写真6;表彰式後の記念撮影です!

企業説明会に参加しました。

6月22日に大阪市の学校法人、修成建設専門学校様へ企業説明会に参加しました。

近年、若年層の人材不足で建設関連業への求職者が少ない中、学生さんの将来に向けて、職業の選択肢の幾つかを説明すべく、ガーデンデザイン学科の皆さんに、今まで取り組んできた道のりでの内容紹介や実際に取り組んでいる造園関連業を紹介しながら、学生さんの職業選択に何かプラスになればと企業説明会に参加しました。

当日は、社長、藤居工事部長、勝間社員、山本社員の4人で学校に伺いました。
藤居、勝間、山本はいずれもガーデンデザイン学科卒業生で、現在は幹部または中堅社員として頑張ってくれています。

普段は現場での作業、事務所での管理書類作成と汗を流している社員で、担当部署は違いますが会社の一貫した取り組みをそれぞれが担い、全力で取り組んでいます。

説明会は来春卒業の2年生が対象でした。
社長以下、初めての説明会参加でどのように会社を知ってもらいアピール出来たらいいのか、造園関連の仕事にはどのようなものがあるのか、魅力ある仕事への取り組みをどのように判ってもらえたらいいのかと、説明会までには試行錯誤の中で社内リハーサル実施しながら説明会に臨みました。

そんな中で説明会の風景を紹介できたらと思います。

 

発表者は山本社員です。スライドを利用して判りやすく説明してくれました。

 

勝間社員はスポーツターフ作業で実際に関わっている芝生を使っての説明です。

 


学生さんとの質疑応答です。

 

説明会後の先生方との記念写真です。
中井先生、窪田先生ありがとうございました。

 

以上が今回お邪魔しました中での企業説明会の様子でした。

弊社の説明会で、学生さん一人一人が進まれる道へ納得し目標をしっかりと決める道筋に参考になればありがたいです。
弊社に何かお尋ねの事ございましたらお気軽にお声がけください。お待ちしております。

このような説明会を機に、若い皆さんが将来に向けて学校生活の中でしっかりとした土台造りと目標を生かされることを切望します。
修成建設専門学校の全ての学生さん頑張ってください。

会社のポスターをリニューアルしました。

長年、会社の取り組みを宣伝するため、東近江市きぬがさトンネル交差点の県道から西に200メートルほど入った場所に「きぬがさ炭・エコプロジェクト工房」の内容でポスター掲示してきましたが、この度、皆さまに本業のガーデニング、芝生、造園、スポーツグラウンド事業の取り組みをご紹介できたらと思い、緑の色を強調しながら、通行中の皆様の癒しの風景としても見てもらえたらと作りました。

上記の通り前回は、エコ事業としてリサイクル材の活用を宣伝してきました。今回は長年にわたり造園工事、緑地管理などに携わり、その中でもスポーツグラウンド(スポーツターフ)事業は他社には類を見ない取り組みを長年進めてきてきました。お陰様で2025年滋賀県にて実施されます、滋賀国スポ・障スポ大会でのサッカー競技会場の工事及び維持管理作業のお仕事を請けている処です。

先ほどご紹介しました今回のポスターは、鮮やかな仕上げの芝生の色を基調にし、冬芝特有の芝刈りの方法によるゼブラ模様の仕上げをご覧いただけます。白い雲が流れる空、芝生の緑、文字の紫でのコントラストを演出も楽しめます。

是非ともお近くにお越しの時には、道路の交通安全に注意していただき弊社のポスターをご覧ください。尚、近くで直接緑の芝生(スポーツターフ)を見てみたいと思われる皆さまには、お気軽に声がけください。

【連絡先】携帯:090-3620-1712(武藤)

このポスター作製にご協力いただきました看板屋さんは東近江市能登川の【大橋サイン】様です。ご協力ありがとうございました。

 

新ポスター

 

道路から見た新ポスター

 

旧ポスター

 

道路から見た旧ポスター

今年も千本桜植栽の実施をしました。


今年も私たちの住む滋賀県湖東地域の造園協会会員が取り組んでいるシダレザクラ植栽活動に参加しました。
植栽後の案内にあるようにこの東近江市地域には約1000余りの社寺があり、長い寿命のシダレザクラを植えて地域起こしをしようとの願いを込めて始めた事業です。
事業も今年10数年になり会員が地域起こしの進めに取り組んでいました。
活動当初に植えた桜は樹高3メートル程に成長し、大きく立派になっています。
地道な長い取り組みですが、地域に根付いた取り組みが末永く続けていけたらと思います。

資材置き場の整備作業が完了しました。


いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
会社の資材置き場兼駐車場の整備が完了しました。
長年洗車場所や駐車場の利用方法に悩んでいましたが、駐車場を道路側に設置しました。
現場で余った縁石等を材料に車止めとして再利用させていただきました。
また、汚れた重機等の洗い場を新たに炭小屋に設置し重機などがいつも綺麗に利用することができるようになりました。
そして、今回資材置き場を拡張し荷物等の出し入れなどの利便性も図りました。
また、石積側は現場から持ち出した苗木の植栽で見栄えの良い場所になったのではないかと思います。
この資材置き場を毎日の現場で有効利用できるよう活用していきたいです。

新しいダンプトラックを購入しました!


先日待ちに待った8号ダンプが納車しました。
いろんな現場の中で会社のダンプが足りなく薄い中、やっとの思いで8号ダンプが納車となりました。
弊社では、車両・重機・機械などの納車は大安、先勝ちなどの日を選んで縁起の良いときに決めています。
上の写真にも載っています会社のマークを付けてお客様の現場に活躍していきたいです。
現在車両は10台ほどですが、どの車両も長年会社のために頑張ってきています。
これから8号ダンプも新しく仲間となりますので、沢山の現場で大活躍していきたいと思います。
会社全ての重機・車両等などが社員の支えとなり、道具となり多くのお客様から笑顔で喜んでくださる仕事をしていきたいです。
造園土木のことなら何でもお任せください!
今回もご覧いただきありがとうございます。

久しぶりの交流会!

4月21日お昼から3年ぶりに会社でバーベキュー&交流会を行いました。
普段は社員が、いろいろな現場に行くので、社員が揃って集まるのは久しぶりでした。
当日は、担当者4名で準備を行い、ビンゴゲームやじゃんけん大会などのイベントを企画しました。
社員の笑顔が溢れる懇親会となりました。
今後もこのような会を開催し、社員のモチベーションの向上に繋げていきたいなと思います。

庭シリーズ(2)

皆様こんにちは、前回のブログ紹介に引き続き「庭シリーズ2」を紹介させて頂きます。

写真での紹介の造園工事施工は約20年前になります。私も約43年間このお仕事に関わりを持たせて頂き今日まで歩いてきました。お庭造りにおきましては個人様の中庭、玄関前のお庭、座敷前のお庭などいろいろなお庭造りの中で今回紹介しますお庭は門から玄関まで、座敷前、離れのお庭、中庭とお家周り全てを施工のご用命を頂きました。

先ずは、計画図面(2枚)と併せて工事完了後の風景(16枚)を見て頂けたらと思います。

 

庭石や役物(灯篭、水鉢など)の計画配置図です。

 

図面に庭木(松などの主木)を計画しました。

 

お屋敷の門から家を見ました。ブログをご覧の皆様どうぞお入りください。

 

門を入ると広い通路が玄関までつながります。

 

門を入ってすぐ右奥には三尊石組みの枯滝があります。
滝石組みから発した清流が大海に向けて流れます。

 

通路の中ほどから滝石組みを眺めます。

 

門から玄関には橋(大きな板石)に見立てた通路を通り玄関に向かいます。

 

上流の池には沢渡り(池の中に大きな飛石)を据え付け離れへとお客様をご案内します。

 

玄関から門にかけての幅広い通路を見ています。
一度に沢山のお客様をお迎えできます。

 

下流の池は大海の中に鶴亀を模した宝船が帆(ソテツ)を上げて
お家を目指して浜に向かっています。

 

勝手口より下流の石組みや海を見ました。
海の中は白玉石の敷き詰め仕上げです。

 

座敷前の沓脱石(四国産の天然青石)を据えました。
飛石は地元産です。

 

座敷縁側の自然石の水鉢です。
犬走は張り石で州浜模様にしました。

 

玄関前の自然石蹲(つくばい)の静かな佇まいです。

 

灯篭(春日型、雪見型など)は愛知県岡崎産を調達しました。

 

広々とした板石通路で庭を眺めながらゆっくりと散策します。

 

板石敷きの張り石作業は図面を参考にデザインや配石、
目地幅など決めて実用優先で進めました。

 

お庭の野筋や山には杉苔や玉竜、万年青(オモト)、
寒椿、センリョウ、マンリョウなどの下草類を、
枯れ池の周囲にはシャガ、トクサなど水辺の植物を植えました。

 

 

まとめ

紹介の庭についての概略を紹介しますが今回の紹介では皆様方に写真と案内(まとめ)を通して一緒にお客様宅のお庭を楽しんでいただけましたらうれしい限りです。

お客様からお庭造りのお話を頂いたのがその年の夏頃でした。打ち合わせや現地下見などで実際工事に着工したのは11月末ごろでした。お屋敷は新築されたばかりで広いお屋敷の周り全ての工事となりました。工事が完了したのは翌年の6月で半年以上かかっての施工でした。今こうしてブログの記事を作っていますと当時の事が懐かしく思い出されます。前回の庭ブログでもお話ししましたが最初に図面から現地での庭の地割り、排水方法の取り方またお家からの実施方角(例にすると東西南北の配置のとり方や使い勝手の便利な利用や配置など)を十分に検討して工事乗り込みをしました。

お客様は庭についての事に大変詳しく庭石のほとんどは買い付けをされていましてその庭石をどのように使う(石の配置、据え付ける石の向きや高さなど)かは、すべて私に任されました。まずは広い敷地の中での庭石をどのように配置するのかが大きなポイントでした。実際使用した大きな庭石(2トン~5トン)は数にして20個、他1トン前後の庭石は60個ぐらいでした。沢山の材料を用意して頂き又、灯篭など特殊な役物(橋にする石、水鉢など)は直接産地へ買い付けに行きました。庭木(主木や添え木、下草など)においても同様にお庭に合うような種類や大きさ(高さや葉張り)などお客さんと十分吟味しての買い付けとなりました。

 

庭造りは見て頂いた方々には紹介写真の中で少しの説明にもありますがその一つ一つはそれぞれ(石組、配置など)が何かの表情や感情を表していると思って頂けたら、

ご覧いただく人それぞれの思いが表れてくるのではないでしょうか。

このお家の工事をさせて頂いていた時期、私は50歳を超えたころでしたか、今より多少は馬力もありました。又、お仕事させて頂いていた時は昼夜関係なかったような毎日だったように懐かしく思います。お客様は私と同じ年ごろで大きな商売をされていました。当時から親しくさせて戴き現在でもお庭の手入れや庭木の植え替えなどをさせてもらいながらずっとお付き合いを頂いています。

この生業(庭造り)を通じてお客様とのお付き合いがずっと繋がるとことが私の最高の

宝物です。造園業は私の体力の続く限りいつまでも歩んでいきたいものです。

早、今年も、もうすぐ3月春はすぐそこです。野山の木々や草花が新しい緑の息吹を吹き出そうとしています。私たちの待ちに待った楽しい季節がやってきます。

皆さん、閉めになりますがこれからも皆さんに楽しいブログやトピックスを発信していきますのでお楽しみにしていてください。

また弊社のブログをご覧の皆様方にご意見などお寄せいただけたら幸いでございます。

どうかこれからも弊社をご愛顧頂きますようにお願いいたします。併せて今後もご指導よろしくお願い申し上げます。

本当にありがとうございました。

 

令和5年2月23日

庭シリーズ(1)

お庭作り「庭シリーズ」を紹介しながら、工事の写真を交えてお話させていただきたいと思います。
「庭シリーズ1」で紹介するのは、今からおおよそ13年前の造園工事です。
今日まで毎年の葉刈りのお仕事、庭の補修、庭木の植え替えや改修工事と長いお付き合いをさせていただいています。

 

平面図のみですが、提出図面にはパース図を含めて色鉛筆などを使い、少しでも庭らしい雰囲気の図面をお届けしています。

 

数寄屋門から玄関までの板石張りのアプローチを見ます。
短い距離ですが、なるべく長い通路にお見せしようと
平面の通路をだんだん玄関に上がるように
八つ橋の組み合わせを取り入れました。

 

勝手口から路地庭を見ます。自然の飛び石を静かに配しました。

 

玄関から数寄屋門方向へのアプローチです。
門の所には梅の古木が迎えてくれます。

 

玄関前の美松(うつくしまつ)です。
この美松の移植は5年ほど前に実施させていただきました。
幹の出方や幹の色が美松特有の様子を出してくれています。

 

本庭中程から玄関を見ました。

 

玄関から庭を見ています。
どっしりとした石橋が枯池の落ち着きを出してくれています。

 

座敷から枯滝の石組みを見ました。

 

座敷の縁には苔むした水鉢(夏目鉢)があります。
蹲の中は那智黒石敷きです。
下には水琴窟を設置しました。暑さ寒さを忘れる音色を奏でてくれます。

 

座敷廊下には鞍馬の沓脱石と州浜模様の
張り石施工の犬走、飛び石、伽藍石を配置しました。

 

路地庭から勝手口を眺めます。庭から奥は建仁寺垣で納めました。

 

実施時期は約4カ月間でした。新築のお家で既にお暮しのお家です。
以前お住まいの家にあった石材(庭石や庭木など)はできるだけ流用しました。私が取り組む、お庭や植栽はできるだけ以前からあった材料を利用させていただきます。この地域では、古家から新築される時も今まで住まわれていた、お家の何処かの部材を材料として使われることがあります。
現在は、建築材料もお庭の材料も処分するというのが多いですが、物を大事に大切にすることがこれからはもっと必要ではないでしょうか。
工事着手にあたって、何回も現場を下見します、その後スケッチ図面を書きながらお客様とお話してご希望を聞きながら、大体の計画を決めます。工事の実施が決まりましたら、大安の日を選んで取り組みます。工事で最初に考えるのは、計画に基づいた中で水勾配をどのように持っていくかです。お家のためには、排水を外へ出し建物を乾燥しやすくすることが重要です。

工事では、基本の石組み施工や大きな庭木植栽を先に進めます。工事の種類や内容は、その一つ一つが今までの経験と昔からの造園手法で成り立っています。考えながら納得のいくまで打ち込み、作業取り組み中でも、やり替えたりすることもあります。
石組みや植栽など、一つ一つの作業を真剣に進めることが全体の仕上げ後の納得いく提供に繋がります。

紹介しました「庭シリーズ1」のお客様は、庭造りには大変興味をお持ちの方で、自ら使う材料の吟味などをされました。
業者任せ、お客様任せの庭造りでなく発注者(お客様)と受注者(造園屋)が共に力を出してこそ、納得のいく商品(庭園)が出来るのではと考えます。

工場緑化工事(芝生編)

工場緑化工事の植栽編に続いて、張芝の工事を実施しました。

張芝前の準備作業(下地客土の機械による敷き均し、人力敷き均し等)

 

張芝状況

 

張芝後の目砂掛け

目砂掛け後の状況(完了)

 

工場の緑化工事には、植栽工事や張芝工事などがありますが、今回実施いたしました工場の実施面積は広大で、次回の工事まで当面は芝生を張って管理するかたちとなります。

特に工場など広い場所での張芝実施は、維持管理が誰にでもしやすい・管理経費が押さえる事ができる・見栄えが良い・雑草の発生防止にもなる・他の目的(工場内での他の利用時での転用が可能など)にも使用できるなどの利点があると思います。

今回使用しました芝生の種類は、日本に古くからある「野芝」です。芝生にはいろいろな種類があります。
工場広場や大規模公園広場、ゴルフ場のラフ地域では野芝が多く使われます。スポーツ競技場や野球場、運動場などはバミューダグラス(ティフトンなど)、家庭やゴルフ場のフェアウェイ芝生は高麗芝が多いです、この他にいくつかの芝生があります。
道路の法面保護に使われる芝生、冬時期での利用に供する芝生があります。

武藤造園では、年中を通してどのような場所でも、お客様のご要望にお応えできる芝生提供を用意しています。
長年の管理経験のお陰で「芝生のことなら武藤造園に頼もう」といつでもお声がけいただけるよう、維持管理技術を研鑽しておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。

工場緑化工事(植栽編)

滋賀県甲賀市内のゼネコン様から、第1期として植栽工事を実施しました。
元々あった工場近くの新たな工事です。
高木を中心として工場周りの植栽をさせていただきました。

 

建屋付近の植栽1

 

建屋付近の植栽2

 

工場前の植栽1

 

工場前の植栽2

 

植栽状況と動線の調和

 

工場緑地帯の植栽状況1

 

工場緑地帯の植栽状況2

 

広大な工場敷地で常緑樹、落葉樹などの樹木を建屋近くの周辺や通路付近に植栽しました。
敷地の中では、樹木の位置や方向もいろいろ検討して植栽します。最初は小さく見えますが、年数が経つと建物や付近の修景にあう姿を想定し、作業を進めました。

私たちの生業は、生き物を扱う仕事です。特に樹木や芝生は生きています。その生き物を何年も立派に育て管理することができる、素晴らしい仕事です。現場で直接作業を行っていると、今更ながらこの仕事を選んでよかったなと思います。

いただいた仕事が終了しても、これで終わりではありません。
立派に末永く成長してくれるように願いながら、管理作業などを実施します。水やり作業や害虫の消毒作業、肥料やり作業、またある程度成長した段階で剪定作業を行います。その後立派に生長した樹木は、次第に建物やその周辺に溶け込むようになります。

上記写真には、高木の一部の樹木が白や黒色の布で覆っています(寒冷紗)が、今の時期は常緑では必要です。寒さや風除けの役目もありますが、移植後の樹木は植えたばかりで、根がまだしっかりと動いていません。
根からの水分補給ができないのと、常緑の葉からの水分蒸散を抑え、春先からの根が動き出すまでは、根と葉をしっかりと支え樹木を成長させる、役目をしてくれます。上記の現場も、春先から新根が出て水分を補給し、葉も水分をもらいながら光合成をし、また新たな新緑の季節に新しい息吹を吹き込んでくれます。
新しい新工場が稼働するのと併せて、植栽させていただいた多くの樹木は、青々とした新緑で工場を盛り上げてくれると思います。

工場の緑の樹木が、成長するように益々ご発展されることをお祈りいたします。

外構工事のご紹介

新年あけましておめでとうございます。

直接または間接的に皆さまとの交流が益々広がります事を願いまして、本年も弊社の取り組みの様子やトピックスなどをご紹介させていただきます。
本年もよろしくお付き合いの程お願い申し上げます。

 

工事施工前の現況です。

 

現地の表土を鋤取り除去、地均し、転圧です。

土間コンクリート打設前のメッシュを敷いています。

土間コンクリートの打設状況です。

無事作業は完了しました。

 

今回の外構工事はお客様のご要望で、お屋敷内周辺の雑草処理と併せて、車の駐車場としての役割を最優先にと伺い実施いたしました。また施工経費をできるだけ安価にとのことでした。
現状、表土は機械(バックホー)による鋤取り処分、コンクリート舗装の下地は再生砕石の敷き均し、転圧後、コンクリート内にはワイヤーメッシュ敷きで強度を増しています。生コン打設は人力施工になりましたが、道路までの水勾配を考慮して奥側より仕上げています。
準備工からコンクリートの打設まで、3日間で仕上げましたが、利用までには養生期間(実際に利用できるまでの日数)が要ります。
時期や天候状況にもよってまちまちですが、今回は天候にも恵まれ、施工開始からお引渡しまでは10日間でした。

弊社の仕事は殆どが外仕事なため、毎日の作業は週間天気などをあらかじめ確認しながら、作業日程や工程を組み込んでいきます。
一番苦労することは、台風や大雨、冬時期での降雪などです。現場の責任者は翌日の天気や気温など確認しながら、前もって養生(現場のシート掛け、表土の排水の設置など)を実施します。そのことが翌日の仕事の進捗や品質提供に大きく影響します。

お客様からは、いろいろな工事や管理をいただいておりますが、私たちがいつも心がけている事は、お客様のための良い出来形の提供と、いつまでも利用してもらえることと考えています。

門松を作りました。

今年の門松作りの様子とお客様への納品状況を紹介させていただきます。今年は昨年の大雪時と違い、材料の調達がスムーズにできました。

材料準備

最初に門松作りに必要な材料集めをします。土台になる竹の囲いと、孟宗竹は竹屋さんに注文し、予め大きさを確認しておきます。
今年は5尺、6尺を用意しました。芯になる松、杉の葉、梅、南天、熊笹など縁起物の大きさや必要量を確認して調達しました。

 

作業状況

大きさはお客様の要望や設置する場所によって違いますが、やはり年明け早々の縁起物として、どっしりとした立派な物で場を盛り上げてくれるような門松が喜ばれます。

 

設置状況

設置後の写真はいずれも会社様、ゴルフ場様の玄関前の様子です。
年末年始にかけて訪れていただく、多くのお客様をお迎えする場所として賑やかに飾り付けさせていただきました。

今年はこれで納めになりますが、いつもご覧いただきまして本当にありがとうございます。
発信しましたブログが、皆さま方の片隅に記憶していただけますと大変ありがたいことです。
来年もいろいろな情報をお伝え出来ましたらと思います。

新しい年も皆様方に取りまして、幸多い良き年でありますようにお祈りいたします。一年間、本当にありがとうございました。

2022年12月吉日
武藤 晶男

大型剪定作業を実施しました

工場の外回り生垣の大型剪定作業を実施しました。

今回のお仕事は、工場外回りの植樹帯として長年いろいろな役目(工場の景観、環境維持特に緑化実施での環境改善、防風林、防火帯など)をしてきた樹木(アラカシなど)を数年に一度、見栄え良く剪定し工場の環境改善のための作業です。

 

作業前全景

全景では前回実施時より樹木の高さ、幅は大きく成長しています。作業前の樹木の高さは約10メートル、枝張りは約4~5メートルぐらいありました。

 

作業状況1

道路側では高所作業車27メートルの仕様です。またリサイクル利用での粉砕機(チッパー)によるチップ化実施で敷き詰め材として、堆肥化実施としての利用も可能です。今回は持ち出し処分でした。

 

作業状況2

少し見えにくいですが、工場の内側からも高所作業車で高さ切り詰めの実施で調整しながら特に高さを低く切り込んでいます。

 

作業状況3

道路の占有許可手続きをして、片側通行規制許可をもらい交通整理員を配して歩行者、車両の円滑な通行利用をお願いしました。作業中では剪定実施前と剪定後の様子がご覧いただけると思いますが、道路側は日当たりが良く成長が旺盛で大きく茂っていますので、道路と工場境界のところまで強く剪定します。

 

作業後全景

少し遠方からの写真で判りにくいところもありますが無事作業が完了しました。

工場外回りの植樹帯の剪定作業で、工場全体のイメージアップと目隠しや台風などの災害・防災の観点からも重要な役目をしてくれると思います。
個人様のお家の生垣も同様の役目をしてくれています。特に植物(樹木や花など)の管理については、現状の姿から、より調和のとれた姿にしてお客様に提供いたします。
前回のブログで個人様の葉刈り作業の状況を紹介しましたが、どの現場でもお客様の立場に立った作業の仕上げを心がけています。
年末になりましたが、お客様のお庭管理や工場、公園の緑地管理など、今後も喜ばれる緑地の管理をより一層進めてまいります。

庭木の葉狩り(手入れ)紹介

東近江市内のS邸様宅の庭木の手入れ(この地方では葉刈りと言います)の写真紹介と工事を思い出しながら、作庭させていただいた内容などを紹介させていただきます。

まずは、手入れ写真前と手入れ後の写真をご紹介します。

 

作業前の松の木の様子です。一年でしっかり茂ってくれます。
この地方では「庭木には松」と言われるほど植えられます。(昔は赤松でしたが今は殆ど黒松です)

 

道路からの入口には、アラカシの寄せ植えです。

 

黒松の剪定状況です。庭木の手入れで一番手間が掛かる作業です。
(葉を一葉ずつ手で、もみ上げての作業です。)

 

アラカシも剪定され見栄え良くなりました。奥の松の木も仕上がりました。

 

道路からのお庭の石積みの様子です。

 

お家への入口付近です。(大きな湖東地方産の庭石が迎えてくれます)

 

道路側からのお庭の様子です。

 

作業後のお家から庭を眺めた様子です。

ご紹介しました写真のお庭の造園工事は7年前です。
お客様のご要望で、今まであった庭木を有効に使いたいとのお話で、設計にあたっては、松、梅などの主な庭木はそのまま流用、庭石については、地元産の庭石をということで探しました。またご希望の庭は、こうごうしい庭よりも静かな雰囲気の庭で平庭山水との要望で、庭石探しから仕上げの作庭までをお客様と一緒に、産地(地元の庭石採取場、灯篭や水鉢は石材生産地など)まで行き材料を調達しました。
施工での庭石積みや枯山水の滝組などは、静かな佇まいで落ち着きのあるお庭が演出できたらと取り組みました。

最後写真には、庭の右側奥に水鉢(夏目鉢)があります。この鉢の下には水琴窟の設置をしました。毎日の生活の中では静かに落ち着くことができない昨今ですが、縁側や玄関前から耳を澄ましますと、少し金属音のあるキンキンとした癒しの音が聞こえてきます。

水琴窟設置では水瓶の大きさや設置する場所によっていろいろな音が出ます。
造園を初めてから43年余りですが、お庭造りで水琴窟設置を実施させていただいたお客様は3軒ほどあります。どちらのお客様も今でも大切に管理をなさっているようで、その音色は様々な音を聞かせてくれます。

水琴窟にご興味あるお方は、癒しの音色を楽しめる簡単な小型の物(水琴窟のような物)もあるようです。一度ご体験ください。

日本庭園といえば杉苔を思い出しますが、紹介しましたお客様は、凄く綺麗な杉苔に仕上げてみえます。日当たりや日陰のある中で、きれいな仕上がりの苔を拝見しますと私たちもうれしい限りです。

炭焼き日記1(きぬがさ炭)

12月4日朝4時半頃から約2年振りになる、きぬがさ炭の炭焼き火入れを行いました。
最初の写真はまだ暗い中、火入れ口より窯へ着火した直後です。なんとか良質の「きぬがさ炭」の出炭をと願いながら、今日から明後日ぐらいは緊張する3日間となります。日記1の写真では火入れから3日後の火を止めるまでを紹介します。

 

火入れ直後です。奥の窯まで火がいくようにしっかりと薪を入れます。

 

火入れ口正面からの様子です。赤々と燃えています。

 

煙突からは煙がもくもく上がっています。

 

正面から見た煙の様子です。

 

火を止め火入れ口の蓋をしました。煙突も閉めました。

 

炭は生産量が全国的にも少なくなってきています。一方でお店などには、外国産の炭が出回っています。

武藤造園では、約11年前から環境を考えた「きぬがさ炭エコ・プロジェクト工房」として、業務で発生する木材をリサイクルしてきました。それでできたものが「きぬがさ炭」です。
コロナ禍の中、野外でのお食事会などを計画され、皆さんでワイワイ楽しく過ごす時間に、きぬがさ炭を使ったバーベキューなどをなさってはどうでしょうか。お値打ち価格で良質の炭をお分けいたします。国内産の炭を使ってもらえればきっと良さが判ります。すぐに着火し、火持ちが長いのも特徴です。

今回の炭焼きも、12月20日過ぎには出炭ができるかと思います。その時の様子は、次の炭焼き日記2でご報告させていただきます。

中洲神社の境内樹木の剪定作業報告

11月30日に実施しました、中洲神社境内(東近江市きぬがさ町中洲)の樹木剪定作業の様子です。

作業前の全景

 

作業状況1

 

作業状況2

 

作業状況3

 

剪定木リサイクル材の丸太

 

作業後

 

中洲神社前よりの全景

 

主な作業は、高木(ケヤキ)の強剪定作業でした。
作業前には、地区の役員さんと作業の安全を願うため、お宮様にお参りしてから、作業に取り掛かりました。
曇り模様の天気でしたが、風のない絶好の作業日でした。ケヤキの高さは、10メートル以上あり高所作業車で作業を進めました。特に高木作業となると、風の影響で作業が難しい時もあります。高所作業有資格取得者でベテラン社員が、作業し無事安全に完了しました。

お仕事いただきました地区の歴史を、役員様方からお聞きかせいただきました。
先人の方々から今日まで、大変なご苦労をなされた事が中州神社様にも引き継がれているのだと感じ、近くに住んでいる私にも郷愁の念に駆られました。
この中洲地区は、昭和21年3月に入植が開始されたとのことです。また昭和28年9月の台風13号で干拓堤防の決壊があり、地区全体が水の中に沈んだと話でした。
その後、入植者、2世、3世の方々の渾身のご努力で、今日の立派な地域が生まれてきているのだと思いますと、この地区での中洲神社を中心にした、今の立派な地区があるのを素晴らしいなと一層思いつつ、今日までの長い時代の流れを懐かしく感じました。

皆さん、この地域には中洲営農組合さんがありますが、そこで生産されています黒豆の「黒ダイヤ」はご存じでしょうか?
近年は地元だけでなく、京阪神にも『黒ダイヤ』として出荷されています。
美味しいとすごく評判ですので、夏時期が来ましたら、ぜひともご賞味ください。

認定NPО芝生スクール京都の創立20周年記念祝賀会に出席しました。

京都市のNPО法人芝生スクール京都の創立20周年祝賀会が11月5日に京都市国際交流会館でありました。
今日までNPО設立に大変なご尽力をなされました京都経済同友会の皆様、京都市様、理事長様、会員の皆様方、関係者皆様が一堂に会され、素晴らしい会が挙行されました。武藤造園も他の協力業者様と共に招待戴き、出席させていただきました。

芝生スクール祝賀会の様子(加藤理事長の挨拶)

 

芝生化実施校の写真

 

武藤造園も協力業者として感謝状を頂きました。

 

京都経済同友会の皆様が構想提案され、特定非営利活動法人(芝生スクール京都)を2002年設立されました。
「未来の子供たちのために、京都の校庭を芝生にしよう」というプロジェクトで、今日まで京都市内の幼稚園、小学校、支援学校、中学校などの校庭に芝生化を実施されてこられました。経済界から、京都市から多大な後援をいただき現在に至っています。また各学校など実施校には、芝生スクール京都の会員の皆様方が、先生・生徒さんらと一緒に地域ぐるみで芝作りから管理作業までを全力で実施されています。2004年には市の緑化功労賞、2005年市の教育功労賞、2013年国交大臣功労賞等の受賞をされました。

芝生化作業で、どうしても機械がいる作業(コアリング、目砂蒔き)、必要な材料(目砂や肥料、種など)がいる時に、私たち業者が協力させていただいています。
作業は、会員の皆様、先生、生徒、父兄の皆様方がにぎやかな中、実施されています。芝生スクール京都の役員さん方は、各学校などの芝生の生育状況を観察され必要な作業提案を会員さんと一緒に会合をされ、組み作業の内容を検討されています。

後になりましたが、今後益々、芝生スクール京都が皆様のお力で発展しますよう願うばかりです。