滋賀県東近江市のスポーツターフ・造園・外構工事株式会社武藤造園

ブログ

庭シリーズ(1)

お庭作り「庭シリーズ」を紹介しながら、工事の写真を交えてお話させていただきたいと思います。
「庭シリーズ1」で紹介するのは、今からおおよそ13年前の造園工事です。
今日まで毎年の葉刈りのお仕事、庭の補修、庭木の植え替えや改修工事と長いお付き合いをさせていただいています。

 

平面図のみですが、提出図面にはパース図を含めて色鉛筆などを使い、少しでも庭らしい雰囲気の図面をお届けしています。

 

数寄屋門から玄関までの板石張りのアプローチを見ます。
短い距離ですが、なるべく長い通路にお見せしようと
平面の通路をだんだん玄関に上がるように
八つ橋の組み合わせを取り入れました。

 

勝手口から路地庭を見ます。自然の飛び石を静かに配しました。

 

玄関から数寄屋門方向へのアプローチです。
門の所には梅の古木が迎えてくれます。

 

玄関前の美松(うつくしまつ)です。
この美松の移植は5年ほど前に実施させていただきました。
幹の出方や幹の色が美松特有の様子を出してくれています。

 

本庭中程から玄関を見ました。

 

玄関から庭を見ています。
どっしりとした石橋が枯池の落ち着きを出してくれています。

 

座敷から枯滝の石組みを見ました。

 

座敷の縁には苔むした水鉢(夏目鉢)があります。
蹲の中は那智黒石敷きです。
下には水琴窟を設置しました。暑さ寒さを忘れる音色を奏でてくれます。

 

座敷廊下には鞍馬の沓脱石と州浜模様の
張り石施工の犬走、飛び石、伽藍石を配置しました。

 

路地庭から勝手口を眺めます。庭から奥は建仁寺垣で納めました。

 

実施時期は約4カ月間でした。新築のお家で既にお暮しのお家です。
以前お住まいの家にあった石材(庭石や庭木など)はできるだけ流用しました。私が取り組む、お庭や植栽はできるだけ以前からあった材料を利用させていただきます。この地域では、古家から新築される時も今まで住まわれていた、お家の何処かの部材を材料として使われることがあります。
現在は、建築材料もお庭の材料も処分するというのが多いですが、物を大事に大切にすることがこれからはもっと必要ではないでしょうか。
工事着手にあたって、何回も現場を下見します、その後スケッチ図面を書きながらお客様とお話してご希望を聞きながら、大体の計画を決めます。工事の実施が決まりましたら、大安の日を選んで取り組みます。工事で最初に考えるのは、計画に基づいた中で水勾配をどのように持っていくかです。お家のためには、排水を外へ出し建物を乾燥しやすくすることが重要です。

工事では、基本の石組み施工や大きな庭木植栽を先に進めます。工事の種類や内容は、その一つ一つが今までの経験と昔からの造園手法で成り立っています。考えながら納得のいくまで打ち込み、作業取り組み中でも、やり替えたりすることもあります。
石組みや植栽など、一つ一つの作業を真剣に進めることが全体の仕上げ後の納得いく提供に繋がります。

紹介しました「庭シリーズ1」のお客様は、庭造りには大変興味をお持ちの方で、自ら使う材料の吟味などをされました。
業者任せ、お客様任せの庭造りでなく発注者(お客様)と受注者(造園屋)が共に力を出してこそ、納得のいく商品(庭園)が出来るのではと考えます。